ビク抜き
まっすぐ切るだけが、仕上がりじゃない。
曲線や窓抜きで、視線と手の動きをデザインする。
ビク抜きとは?
「ビク抜き」は、トムソン型(木型)を使って紙やボール紙を指定の形に打ち抜く加工です。
印刷した紙をそのまま直線的に裁断するのではなく、曲線や複雑な形状にも対応できるのが特徴。
パッケージ・フォルダー・POP・DMなど、形そのものでデザイン性を高める際に欠かせません。
おすすめの使いどころ
- 形状デザインを生かしたDM・カード・タグ類
- パッケージや化粧箱など立体物の展開図
- ポケットフォルダーや名刺スリット付き台紙
加工サンプル・モックアップ

豆知識・トリビア
- 型の資産性:木型は適切に保管すれば繰り返し使用でき、ロットが重なるほど型代の回収効率が上がる。
注意点
- 紙質によって、細かい形状や小さい穴は抜けにくい場合があります。
- また、厚紙では罫線の深さ調整が重要で、折り部分が割れないよう設計段階で配慮が必要です。
印刷コンシェルジュのひとこと
ビク抜きは“仕上がりの形そのもの”で印象をつくる加工です。
形を活かしたデザインにするだけで、既製サイズにはないオリジナリティを生み出せます。
実際の使い方や厚みのバランスは、設計段階でご相談いただくとスムーズです。
お問い合わせ
形状設計や木型の可否を含めてご相談ください。用途に合わせた展開図とサンプルをご用意します。