マットPP
光を抑えて、印象を整える。
マットな膜で反射を消し、質感と余白を美しく際立てる。
マットPPとは?
マットPPは、印刷物の表面にポリプロピレンフィルムを貼り、ツヤを抑えたしっとりとした質感に仕上げる加工です。反射を抑えることで、上品で落ち着いた印象を与え、指紋や擦れに強く、耐久性にも優れています。
おすすめの使いどころ
- 高級ブランドのカタログやDM、パンフレットの表紙
- 化粧品・アパレルなど上品さを重視するパッケージ
- 名刺やショップカードで落ち着いた印象を出したいとき
加工サンプル・モックアップ

豆知識・トリビア
- 彩度はやや落ち着く:反射を抑えるぶん発色は“締まって”見える。写真より文字・余白・図形と好相性。
- 指紋・擦れに強い:手触りはソフトでも、表面はキズ・指紋に比較的タフ。表紙や持ち歩き用途で効果的。
- 黒は“質感の差”で高級に見える:同じ黒でも、マット地+局所グロスで立体感の錯覚が生まれる。
- “静かな面”は写真も映す:映り込みが少ないため、撮影・展示で反射が気になりにくい(アーカイブ冊子で採用例多)。
注意点
- ベタ印刷+マットPPは擦れが目立つ為、耐マットの使用をおすすめします。
おすすめの加工コンビネーション
- スポットUV — しっとり地に強艶差、メリハリが出ます。
- 箔押し(マット金・銀/白箔) — ツヤを消した面に箔がくっきり映えます。
印刷コンシェルジュのひとこと
「控えめな美しさ」という言葉がぴったりの加工です。ツヤを消すことで余白や素材の存在感が増し、ブランドや商品の世界観を静かに伝えることができます。艶を競うより、“質感で魅せたい”時におすすめです。
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