箔押し

光で“格”を添える。
金属の反射と押圧の陰影が、要点を引き締める。

箔押しとは?

加熱した金属版で箔フィルムを紙に押し当てて転写する後加工です。
箔は熱・圧力・滞留時間のバランスで定着を最適化します。

おすすめの使いどころ

  • ロゴ/社名・見出しの強調:小面積でも視認性と高級感を引き上げる
  • ダークカラーの用紙・下地:インキでは得にくい高コントラストを金属反射で実現
  • 証書・招待状・タグ:ホログラムやマット系の箔で真贋性・特別感を付与
  • パッケージのアクセント:側面のラインや小さなアイコンなど“効かせ所”に

加工サンプル・モックアップ

豆知識・トリビア

  • 押して定着:ホットスタンプは“盛る”のではなく押圧で箔が密着。縁に微細な陰影が出る。
  • 箔の種類で表情一変:メタリック/マット(消し)/顔料/ホログラム—紙質と面積で最適解が変わる。
  • “広いベタ”は難しい:小面積・線的要素の方がムラが出にくく、効果が高い。
  • 地の質感が効く:マット地に箔を置くと、鏡面がより強く感じられる。

注意点

  • 見当(位置合わせ):印刷と別工程のため、わずかな位置差が生じます。
  • 下地の選定:粗いテクスチャ紙は密着が不安定になりやすい。コート紙や“箔適性のあるマット紙”の方がより繊細なデザインを表現可能にします。

おすすめの加工コンビネーション

  • マットPP — 地を落ち着かせ、箔の鏡面を際立たせる。
  • シルクUV厚盛 — 箔の輝き+“ぷっくり艶”で主役づくり。

印刷コンシェルジュのひとこと

「どこを光らせたいかを1点だけ決めましょう(ロゴやタイトルが効果的)。
質感は、落ち着きならマット紙×金箔、シャープなら黒地×金/銀が定番。
面積は控えめがきれいに仕上がるコツです。
量産前に試作で“光り方・文字の細さ・紙との相性”を確認しましょう。
迷ったら用途とターゲットだけ教えてください。最適な紙×箔×サイズをご提案します。」

お問い合わせ

箔色や面積の設計からお手伝いします。紙との相性や他加工との組み合わせもお気軽にご相談ください。