合紙
厚みで、存在感を設計する。
紙を貼り重ね、剛性と手触り、断面の表情までデザインに。
合紙とは?
2枚以上の紙を糊で貼り合わせて一体化する後加工です。
狙いの厚み・硬さを実現でき、裏写り防止・反り抑制・断面演出(コバ色)などの効果も。
おすすめの使いどころ
- 名刺・ショップカード:一目で厚みのある“格”を演出
- タグ・台紙・カバー:剛性が要る用途、重厚感を出したいパッケージ部材
加工サンプル・モックアップ

豆知識・トリビア
- 紙目合わせが基本:貼り合わせる紙の紙目方向を揃えると反りにくい。
- 糊と圧の管理が肝:水性糊は乾燥待ちが必要。圧・乾燥時間・湿度で仕上がりが安定。
- 断面もデザイン要素:芯に色紙を挟むと、コバにラインが現れ、横から見ても“ブランド感”。
- 厚みは説得力:中身が同じでも、1mm超のカードは“高級”だと無意識に感じられやすい。
注意点
- 位置合わせの許容:表裏の柄合わせはわずかなズレを想定して設計。
- 乾燥・養生が必要:貼ってすぐの型抜き・筋入れは避ける。反り戻り・糊はみ出しに注意。
- 重量増:郵送規格/什器の耐荷重など実運用の重量も確認。
おすすめの加工コンビネーション
- 小口染め(エッジカラー) — 厚み+側面色で“一目で特別感”。
印刷コンシェルジュのひとこと
「どれくらいの厚みが心地よいかをまず決めましょう。紙の組み合わせ次第で手触りも変わります。小さなサンプルで厚み・コバの見え方を一緒に確認してから進めるのが安心です。」
お問い合わせ
厚み・コバの見え方・反り対策まで含めてご提案します。用途に合わせた試作も承ります。