シルクニス
さりげない艶で、上質をまとわせる。
紙地の静けさを保ちながら、情報だけをやわらかく際立てる。
シルクニスとは?
シルクスクリーン印刷で透明ニスを部分的にのせる加工です。
「シルクUV厚盛」と比べて塗膜は薄く、約10μ程度。盛り上がりは少ないものの、しっとりとした上品な光沢感が得られます。
デザインのアクセントや質感の差を生かした表現に適しています。
おすすめの使いどころ
- ロゴや写真の一部を引き立てたいとき
- マット紙やマットPPの上で控えめに艶を加えたいとき
- パッケージ・パンフレット・DMなどの仕上げに
加工サンプル・モックアップ

豆知識・トリビア
- マット地と好相性:地の反射が低いほど、シルクニスの“軽いハイライト”がきれいに乗る。
- 設計は“範囲と濃淡”が肝:全面よりも部分使い+濃度コントロールで、品よく艶差を出せる。
- 同じ写真でも“肌”や“金属”が自然に良く見える:質感の異なる素材にだけ薄艶が入ると、立体感の錯覚が生まれやすい。
- 厚盛じゃなくても“触りたくなる”:光の筋が細く走るだけで、無意識に手が伸びる“触覚誘導”が起こる。
注意点
- 厚盛ほどの立体感は出ませんが、質感を上品に見せる加工として優秀です。
- 全面に塗るとムラや反射が強くなるため、部分的に使うことで効果が際立ちます。
おすすめの加工コンビネーション
- マットPP — 控えめな艶が、上品なアクセントに。
- オフセット印刷(写真の一部に) — 金属・肌・液体だけ“質感上げ”。
印刷コンシェルジュのひとこと
「派手すぎず、でも質感で差をつけたい」という方におすすめです。
光を柔らかく反射するため、写真やロゴを自然に引き立てられます。
下地の紙やPPとの相性で印象が変わるので、まずは素材サンプルを見ながら検討しましょう。
お問い合わせ
艶の強さや範囲の設計について、サンプルを交えてご案内します。まずはお気軽にご相談ください。